辛いのがからっきしダメで、カレーすら食べられないという重大な欠陥があるのを知っておきながら、妻がカレーを作った。しかもたっぷり3日分。甘口なら、ぼくでも大丈夫だろうと踏んだようだ。
空腹だったので、渋々というか恐る恐る食べると、やけにピリピリ辛い。小さい目から火が出そうだ。これが甘口!? 冗談でしょ! 水を何杯飲んでも口内のヒリヒリした痛みは止まらない。はじめてカルピスを原液のまま飲みたくなった。
「あの、これって、もひかして辛口れは?」
と呂律がまわらない状態で問いただすと、捨てたパッケージを見た妻が
「あ、甘口と間違えてた」と問題発言。ぼくにとっては医療ミスに匹敵する間違いですよ!
中辛が一番売れていて、そのとなりの山が甘口だと思ったらしいけど、辛口だって中辛の隣ですから!
この暑い日に、激辛地獄(じっさいは、こくまろカレー辛口)が、あと2日続くのであった…。