アイズレー・ブラザーズの影響が大きい思われる、打ち込みサウンドの明るいメロウ・ナンバー。官能的ではなくて温かみのあるメロディが特徴。
サビのキャッチーさはピカイチで、同じコード進行のイントロだけで名曲と確信できる。ヴォーカルはファルセットを交えたソフトなテナーで、コーラスもバッチリ。
83年というギリギリの年なので、打ち込みといえども安心して聴ける。これ以降になると、デジタル・シンセとサンプリングの嵐が吹き荒れるので、ポップス界の幸せだった時代は83〜84年までともいえる。
コン・ファンク・シャンの実力はたいしたもので、他にも聴ける曲が多いので要チェック。ジャケット写真の「The Ballads Collection」は手っ取り早く聴けるベスト盤としておすすめ。この曲が収録されているオリジナル・アルバムは「Fever」。