一見、両者には何の共通性もないようだが、ひとつだけある。
それは70年代後半〜80年代前半のプロレス中継で使われていたことだ。
ジャンボ鶴田のカール・ダグラス「チャイニーズ・カンフー」みたいに入場テーマだったわけではないのだが、番組最後での次シリーズ参加予定選手紹介予告で使われていたのが今でも印象に残っている。
ジェフ・ベックは「Space Boogie」、コモドアーズは「Machine Gun」。前者はロック色は皆無で、文字通りスペーシーなギターにチョッパー・ベースがカッコいい。後者はスティーヴィー・ワンダー「迷信」と同等以上にファンキーなクラヴィネットを大々的にフィーチャーしたインスト・ナンバー。
「Machine Gun」はiTunes Music Storeで試聴できたが、ジェフ・ベックはSonyなのでラインアップに入っていない。しかもSony Music Onlineでは、収録アルバム『There and Back』からは他の2曲しか試聴できない。こういう、買うほどじゃないけど手軽に聴きたいっていう時に役に立たないのはいただけない。